活動レポート

【4年生】避難所体験で学校に泊まろう!

Unit3『わたしたちは自然現象の影響を受けて生活を適応させる』では、災害の影響を受けると生活が変わること、そしてUnit4『私達は社会を組織して安全な暮らしの維持に努めている』では、ライフラインの役割や安全な暮らしを守ることについて探究してきました。そして今回、災害が起きると生活はどうなってしまうのか、そのとき自分たちにできることは何かを身をもって学ぶために、避難所体験として学校に宿泊しました。

 

”台風による大雨で学校周辺が冠水”という想定のもと、電気も水道も止まる恐れがある中でどう過ごすか、グループごとに考えながら一晩を過ごしました。最低限の物資でみんなが心地よく過ごすにはどうしたらいいかを考え、段ボールで仕切りを作ってプライバシーを確保したり、体育館のマットや新聞紙で寝る場所を作ったりするグループもありました。

 

 

 

また、避難所生活で困ることが多いと言われているトイレについても、大きさや形、強度なども考えて各グループごとに段ボールで作りました。凝固剤とあわせて実際に使用し、処理まで挑戦してみる子もいました。

 

 

 

食事は、”水しか使えない”という条件の中で、アルファ米やカンパン、レトルトパウチや缶詰など、各自が食べてみたい非常食を準備しました。

 

「初めて食べたアルファ米は、時間はかかったけれど思っていたよりいつものご飯に近かった」「いつものあたたかいご飯のありがたみを感じた」と、ほとんどの子が初めて食べたと言っていた非常食にもさまざまな感想をもったようでした。

 

 

 

長期間に及ぶ実際の避難所生活には及ばないものの、場所や物資を譲り合いながら一晩過ごしたことで、大切だと思ったこと、必要だと思ったもの、困ったことなど、一人ひとり感じることがたくさんあったようです。次の学習では、今回の避難所体験を通して気づいた”学校の防災を高めるために必要だと思うもの”をグループごとにまとめて、校長先生にプレゼンします!