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長野市のフリースクールで出席扱いになるには?要件と進学への影響

こんにちは。長野日大ラボフリースクール担当です。

お子さんが学校に行きづらくなったとき、保護者の方が一番に心配されるのは「勉強の遅れ」や「将来の進路」のことではないでしょうか。特に、学校を休んでいる間の出席日数がどうなるのか、高校入試に響くのではないかという不安は尽きないものですね。

実は長野市には、学校以外の場所で学んでも出席扱いとして認められる制度やガイドラインがしっかりと整備されています。この記事では、長野市における不登校支援の現状や出席扱いの条件、利用料の助成金に関する情報、そして高校入試への影響について、私が調べた情報や現場の感覚を交えてお伝えしていこうと思います。

  • 長野市で出席扱いとして認められるための具体的な要件や手続きがわかります
  • 公的な教育支援センターや民間のフリースクールの特徴と選び方がわかります
  • 利用料の補助制度や高校入試の内申点に関する不安が解消されます
  • お子さんに合った学びの場を見つけるための第一歩が踏み出せます

長野市でフリースクール等を利用し出席扱いになる要件

まずは、一番気になる「どうすれば出席扱いになるのか」という点について、長野市のルールを確認していきましょう。実はこれ、単にフリースクールに通えば自動的にOKというわけではないんです。学校長先生との連携や、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

長野市教育委員会のガイドラインと認定の基準

長野市では、文部科学省の通知に基づいて独自に作成された「不登校児童生徒の出席扱い及び評価等に関するガイドライン」というものが運用されています。これが、私たちにとっての道しるべになります。

基本的には、義務教育制度を前提としつつも、学校外の施設や家庭での学習が「適切」だと学校長が判断した場合に、指導要録上で「出席扱い」にできるという仕組みです。ここで大切なのは、最終的な判断権限は在籍している学校の校長先生にあるという点です。

認定のポイント

  • 施設での活動が、社会的な自立に向けた適切なものであること
  • 学校と施設の間で、十分な連携が取れていること
  • 保護者が学校に対して、出席扱いにしてほしいと申請すること

「適切な学習」と言っても、必ずしも学校の教科書通りに進める必要はありません。お子さんの実態に合わせて計画的に活動しているかどうかが重視されるようです。

学校外の公的施設や教育支援センターの利用

出席扱いを目指す上で、もっともハードルが低いのが公的な施設の利用です。長野市には「教育支援センター(以前は中間教室と呼ばれていました)」が市内8箇所に整備されています。

特に注目なのが、七二会地区にある「SaSaLAND(ササランド)」です。ここは廃校になった小学校の分校を活用していて、自然体験活動などが充実しています。こうした市の教育委員会が運営する施設であれば、通所した日は自動的に「出席扱い」になる仕組みができているんです。

公的機関なので費用も基本的にはかかりませんし、学校との連携もスムーズです。「まずは家の外に出て活動してほしい」と考えている場合、選択肢の一つとして非常に有力だと思います。

自宅でのICT学習と出席認定の事例

「まだ外に出るのはハードルが高い…」というお子さんもいますよね。そんな場合でも、自宅でICT教材(パソコンやタブレットを使った学習)を活用して出席認定を受けた事例が、長野市でも出てきています。

例えば、「すらら」のようなオンライン教材を使って、「1日50分勉強する」といったルールを決め、その学習履歴をレポートとして学校に提出することで認定されたケースがあるそうです。

ICT学習での注意点

自宅学習だけで完結するのではなく、社会性を育むために「対面指導(スクーリングや先生の家庭訪問、Web面談など)」の機会を設けることが要件に含まれる場合が多いです。完全に誰とも会わずに認定されるのは難しいかもしれません。

長野市の利用料助成金と費用の負担軽減

民間のフリースクールを利用する場合、どうしても気になってくるのが費用の問題です。月額で3万円〜5万円程度かかることが一般的ですから、家計への負担は決して小さくありません。

そこで知っておきたいのが、「長野市フリースクール等民間施設利用料助成事業」です。これは、利用料の半額(月額上限13,000円相当)を市が補助してくれるというありがたい制度です。

項目内容
対象経費授業料や利用料(入会金や交通費は対象外)
補助率対象経費の1/2
上限額年間156,000円

ただし、この制度を利用するには「長野市内に住所があること」に加えて、「就学援助を受けている世帯であること」という条件があります。すべての家庭が対象になるわけではないので、ご自身が対象になるかどうか、一度市役所や学校に確認してみることをおすすめします。

学校長との連携や申請プロセスの詳細

では、実際にどうやって手続きを進めればいいのでしょうか。私が保護者の方からよく聞く流れを整理してみました。

  1. フリースクールを選ぶ:見学や体験に行き、お子さんが「ここなら行けそう」と思える場所を見つけます。
  2. 学校へ相談する:担任の先生や教頭先生に、「フリースクールに通って、出席扱いにしてもらいたい」と伝えます。
  3. 連携体制を作る:学校とフリースクールの担当者が連絡を取り合い、毎月の報告書をどうやり取りするか決めます。
  4. 活動スタート:実際に通い始め、毎月フリースクールから学校へ活動報告を送ってもらいます。

大切なのは、「学校を敵に回さないこと」かなと思います。「学校に行けないからフリースクールに行くんだ!」と対立するのではなく、「子どもが前向きに学ぶために、学校とも協力したい」というスタンスで相談すると、先生方も親身になってくれることが多いですよ。

親の会や保護者ネットワークの口コミ情報

制度やルールも大切ですが、やっぱり頼りになるのは「経験者の声」ですよね。長野市周辺には活発な保護者ネットワークがあります。

こうした場に参加すると、「〇〇中学校の校長先生は理解があるよ」とか、「あのフリースクールはこんな雰囲気だったよ」といった、ネットには出てこないリアルな口コミ情報が得られます。一人で悩まず、こうしたコミュニティにつながることで、気持ちが楽になることも多いはずです。

長野市におけるフリースクールの出席扱いと進路選択

出席扱いについて理解できたところで、次に気になるのが「将来のこと」ですよね。「フリースクールに通っていて、高校に行けるの?」という不安に対して、長野県の入試事情なども交えてお話しします。

高校入試の内申点や調査書への影響

結論から言うと、フリースクールに通って出席扱いになることは、高校入試において間違いなくプラスに働きます。

長野県の公立高校入試では、不登校の生徒に対して「不利に扱わない」という配慮事項がありますが、それでも内申点(調査書)は重要です。出席扱いになることで、指導要録上の「欠席日数」が減るだけでなく、学習の取り組みが評価されれば、成績(評定)がつく可能性もあります。

「学校外でもこれだけ頑張って勉強していた」という記録が残ることは、面接などの際にも、「主体的に学ぶ姿勢」として大きなアピールポイントになります。何より、お子さん自身が「自分は不登校じゃない、別の場所で通っているんだ」という自信を持てることの効果は絶大です。

信州型認証制度と民間施設の選び方

長野県には、全国的にも珍しい「信州型フリースクール認証制度」というものがあります。これは、県が定めた基準をクリアした施設を「認証」する制度です。

学校の先生にとっても、認証を受けている施設であれば「あそこなら安心だね」と判断しやすく、出席扱いの許可が出やすい傾向にあります。施設を選ぶ際は、この認証を受けているかどうかも一つのチェックポイントにすると良いでしょう。

認証の種類

  • 学び支援型:学習サポートに力を入れていて、進学などを目指すタイプ
  • 居場所支援型:安心して過ごせる居場所作りを重視するタイプ

お子さんの状態が「まずは安心したい」のか「勉強を進めたい」のかによって、合うタイプは変わってきます。

学習支援と居場所を兼ねる長野日大ラボ

ここで少しだけ、私たちが運営している「長野日大ラボフリースクール」についても触れさせてください。私たちは、長野市稲葉を拠点に活動しています。

私たちの大きな特徴は、名前の通り、学校法人長野日本大学学園のグループが運営に関わっている点です。そのため、単なる「居場所」の提供にとどまらず、「学習支援」や「その後の進路」についてもしっかりとサポートできる体制を整えています。

「学校には戻りたくないけれど、勉強はあきらめたくない」「高校や大学へ進学したい」というお子さんにとって、学習の遅れを取り戻しながら、同じ目標を持つ仲間と過ごせる環境は、とても刺激になるはずです。もちろん、学校との出席扱いに関する連携についても、私たちが保護者の方と一緒にしっかりとサポートさせていただきます。

不登校からの高校進学と将来の社会的自立

教育機会確保法という法律ができてから、不登校支援のゴールは「学校復帰」だけではなく、「社会的自立」へと変わってきました。

無理に学校に戻そうとして心をすり減らすよりも、フリースクールのような自分に合った場所で、安心してエネルギーを溜める。そして、そこを拠点に勉強したり、人との関わり方を学んだりする。そうやって自分なりのルートで高校進学や社会参加を果たしていくお子さんを、私はたくさん見てきました。

「学校に行かない=人生の終わり」では決してありません。むしろ、早い段階で自分に合った学び方を見つけられたことは、将来の強みになるかもしれません。

体験入学を通じて自分に合う場所を探す

いろいろとお話ししてきましたが、一番大切なのは「お子さん自身がどう感じるか」です。どんなに評判の良い施設でも、お子さんとの相性が悪ければ意味がありません。

多くのフリースクールでは、見学や無料体験を行っています。まずは親御さんだけで相談に行ってみるのも良いですし、お子さんが行けそうなら一緒に雰囲気を確かめに行ってみてください。「ここなら通えるかも」というお子さんの直感を大切にしてあげてくださいね。

長野市でフリースクールの出席扱いを活用するまとめ

長野市には、不登校のお子さんを支えるための制度や場所がたくさんあります。出席扱いの制度をうまく活用することで、進路の選択肢を広げ、お子さんの自信を取り戻すことができます。

記事のまとめ

  • 長野市には独自のガイドラインがあり、学校長の判断で出席扱いにできる
  • SaSaLANDなどの公的施設は自動的に出席扱いになりやすい
  • 民間のフリースクールでも、学校と連携すれば出席・評価が可能
  • 利用料助成や高校入試の配慮など、制度的なバックアップがある

もし、学習面でのサポートや進路について迷っていることがあれば、ぜひ一度、長野日大ラボフリースクールにもご相談ください。私たちも、お子さんの新しい一歩を全力で応援させていただきます。

※本記事の情報は一般的な事例に基づいています。具体的な認定の可否や助成金の対象については、在籍校や長野市役所の担当窓口、各施設へ直接ご確認ください。