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長野市で不登校の中学生の支援先と進路を解説

こんにちは。長野日大ラボフリースクール担当です。

長野市で不登校の中学生のお子さんを持つ保護者の方々は、今の状況に大きな不安を抱えていらっしゃるかもしれません。長野市の不登校の統計を見ると、その数は決して少なくなく、多くの方が悩んでいることがわかります。

どこに相談したらいいのかという相談窓口の問題、学校以外の居場所やフリースクールはどう探せばいいのか、また、利用した場合の出席扱いや、気になる進路への影響など、心配事は尽きませんよね。

中には、病院でのサポートや、同じ悩みを持つ親の会について調べている方もいらっしゃると思います。

この記事では、そうした長野市の不登校の中学生を取り巻く支援の選択肢を整理し、お子さんに合う場所を見つけるお手伝いをしたいと思っています。

  • 長野市の公的な相談窓口と支援施設
  • 民間のフリースクールと親の会の活動
  • 「出席扱い」のルールと経済的支援
  • 長野日大ラボフリースクールの特徴と進路

長野市で不登校の中学生の支援先

お子さんが学校を休みがちになった時、保護者の方がまず考えるのは「どこに相談すればいいのか」ということかもしれません。長野市には、公的な窓口から民間の施設まで、さまざまなサポート体制が整っています。まずはどのような選択肢があるのかを知ることから始めてみませんか。

不登校の相談窓口はどこ?

まず、一人で抱え込まずに相談できる場所がいくつかあります。

長野市では、教育委員会の「学校教育課支援担当」が不登校に関する直接的な相談窓口になっていますね。具体的な手続きや、後述する教育支援センターの利用について知りたい場合に中心となる場所です。

また、長野県が設置している窓口も利用できます。特に「24時間子どもSOSダイヤル」は、夜間や休日を問わず、匿名でも相談できるので、今すぐ誰かに話を聞いてほしい時に心強い存在かなと思います。臨床心理士の方などが対応してくれるようです。

他にも、LINEで相談できる「ひとりで悩まないで@長野」など、お子さん自身がアクセスしやすい窓口も用意されています。

公的な居場所「教育支援センター」

長野市には、学校以外で安心して過ごせる公的な居場所として「教育支援センター」(以前は中間教室と呼ばれていました)があります。

市内8カ所に設置されていて、学習支援だけでなく、集団生活への適応や自然体験などを通じて、お子さんの社会的自立を目指す場所として機能しています。利用は無料で、服装も自由、通所が学校の「出席扱い」になる制度もあります。

最近では、2024年4月に七二会に「SaSaLAND(ササランド)」という新しいセンターが開設されました。ここは地域や大学、民間団体と連携して運営されているのが特徴で、物理的に通うのが難しい生徒のために「メタバースSaSaLAND」という仮想空間での支援も行っているんですよ。時代のニーズに合わせて、支援の形も進化しているんですね。

教育支援センターの利用手続き

利用を希望する場合は、まず在籍している学校に相談する必要があります。学校と連携しながら見学や体験に進む流れが一般的です。

保護者向け「親の会」の活動

お子さんが不登校になると、保護者の方自身も孤立感を深めてしまうことがあります。そんな時、同じ経験を持つ仲間と情報交換できる「親の会」は大きな支えになります。

こうした会報には、長年蓄積された体験談やノウハウが詰まっていて、行政も情報交換の場を設けるなど、長野市の支援ネットワークの重要な一部になっていると感じます。

民間のフリースクールという選択

公的な教育支援センターが基礎的な適応支援を中心としているのに対し、民間のフリースクールは、より専門的なニーズに応じた多様な選択肢を提供しています。

例えば、長野市内に複数の校舎を持つフリースクールさんは、ICT教材を活用した学習支援や進学相談に力を入れていますし、提携する通信制高校への進学もサポートしているようです。

また、発達障害や凸凹(でこぼこ)を持つお子さんへの支援を主軸にしたフリースクールさんのように、オンラインでの居場所提供に特化したスクールも登場しています。

他にも、自然体験や芸術、ITスキルなど、各スクールが独自のカリキュラムを持っています。もちろん利用料はかかりますが、お子さんの興味・関心や特性に合わせた専門的な学びの場を選べるのが最大のメリットですね。

気になる「出席扱い」と補助金

フリースクールなどを利用する上で、保護者の方が最も懸念されるのが「出席扱い」と「費用」の2点かなと思います。

出席扱いについて
長野市には「不登校児童生徒の出席扱い及び評価等に関するガイドライン」というものがあります。教育支援センターや、市教委が認める民間施設(フリースクールなど)へ通所した場合、在籍校の校長先生の判断で「出席扱い」とすることが可能です。

また、自宅でICT教材(例えば「すらら」など)を使って学習する場合も対象になり得ますが、その場合は「学校の先生などによる訪問指導が適切に行われること」が前提とされています。単に教材をやっているだけではダメで、他者との接続を重視しているんですね。

補助金(助成事業)について
長野市には「フリースクール等民間施設利用料助成事業」という制度があります。これは、民間フリースクールの利用料の一部(年額上限156,000円)を助成するものです。

補助金申請の重要条件

この制度は、「長野市就学援助」を受けている世帯が対象です。経済的な理由でフリースクールという選択肢を諦めなくて済むようにするための、セーフティネットとしての位置づけですね。全ての方が対象ではない点に注意が必要です。

※制度の詳細は変更される可能性もありますので、必ず長野市教育委員会の学校教育課支援担当(026-224-5063)にご確認ください。

病院やクリニックでのサポート

不登校の背景に、ご本人の発達特性や、生活リズムの乱れ、気分の落ち込みなどが関係している場合もあります。そうした時は、医療的なアプローチも大切な選択肢の一つです。

長野市では各メンタルクリニックさんなどが、不登校の診療やカウンセリングを受け入れていることもあるようです。特に「子どもと大人の発達障害」の診療に力を入れているほか、昼夜逆転などの生体リズムを整えるための「高照度光療法」なども導入されているそうです。

原因を精神論ではなく、医学的な側面から捉え直すことで、ご本人もご家族も少し楽になることがあるかもしれませんね。

長野市の不登校の中学生に進路を

中学生という時期は、高校進学という次のステップが目前に迫っているため、学習面の不安が特に大きくなりがちです。不登校期間中の学習をどうサポートし、どのように進路に繋げていくか。私たち長野日大ラボも、まさにその課題に真正面から取り組んでいます。

中学生の学習の遅れと進路の不安

「勉強が遅れてしまって、高校受験が不安…」という声は非常に多く聞かれます。長野県も、信頼できるフリースクールを認証する「信州型フリースクール認証制度」を設け、ポータルサイト「kikka⭐︎link(きっか・リン)」で学習支援を提供する施設を紹介しています。

また、進路の選択肢として「通信制高校」や、その学習を支える「サポート校」も一般的になっていますね。特に、私たち長野日大ラボは、長野日本大学学園という、通信制を運営する学校が行っており、進路選択についても、比較的柔軟な対応が可能です。詳しくまとめますね。

なぜ日大ラボフリースクールか

私たち「長野日大ラボフリースクール」も、そうした選択肢の一つです。私たちが大切にしているのは、まず「安心できる居場所」であること。そして、その安心感を土台にして、お子さん自身の「学びたい」という意欲を丁寧に引き出すことです。

長野日本大学学園グループの一員であるという安心感のもと、学校復帰を目指すお子さんだけでなく、フリースクールを「現在の学びの場」として積極的に選択するお子さん、どちらにも対応できる環境を整えています。

長野日大ラボの特徴

  • 日本大学との高大連携を視野に入れたキャリア教育
  • 個々のペースに合わせた柔軟な学習サポート
  • 長野日大学園グループとしての安心感と進路の選択肢

より詳しいフリースクールの方針については、長野日大ラボフリースクールのご案内ページもぜひご覧ください。

日大ラボの学習サポート体制

学習の遅れに対する不安は、私たちが最も力を入れてサポートしている部分です。

日大ラボでは、個別最適化された学習プログラムを提供しています。一人ひとりの学習状況や目標に合わせて、ICT教材と対面指導を組み合わせて進めます。無理に集団のペースに合わせる必要はありません。

まずは「わかる」という小さな成功体験を積んでもらうこと。それが自信につながり、次のステップへの意欲になると考えています。

私たちの学習支援やコース内容については、コース・料金のご案内で詳しく紹介しています。

安心の進路指導と内部進学

フリースクールからの進路は多様です。私たちは、全日制高校への受験対策はもちろんですが、大きな特徴として長野日本大学高等学校(通信制課程)との連携があります。

ラボで学習や生活のリズムを整えながら、スムーズに高校課程に進む道筋が用意されていることは、お子さんにとっても保護者の方にとっても、大きな安心材料になるかなと思います。

もちろん、内部進学が全てではありません。お子さん一人ひとりの希望や適性に合わせて、最適な進路を一緒に探していくことを第一に考えています。

長野市の不登校の中学生に合う場を

ここまで、長野市で不登校の中学生を支援する様々な選択肢についてご紹介してきました。

公的な支援センター、民間のフリースクール、親の会、医療機関。そして私たち長野日大ラボフリースクールも、その選択肢の一つです。

大切なのは、お子さんご本人が「ここにいたい」「ここなら頑張れるかも」と思える場所を見つけることだと思います。

長野市の不登校の中学生の支援先として、もし長野日大ラボに少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。お子さんに合う場を一緒に見つけていきましょう。