作法室に入るときの一礼から始まり、まずはそれぞれのあいさつの確認から始まりました。一年ぶりのことでもあり、少し忘れていることもあったみたいです。それでもお菓子やお茶をもらう場面では、しっかりと頭を下げて「よろしくお願いいたします。」「ありがとうございます。」を言う事ができていました。まずは、甘い茶菓子を食べ、そして少し苦みがあり風味のあるお茶を飲み、「甘いお菓子の後のお茶はまた口がすっきりしておいしいね!」という子どももいました。食後も、適当にやるのではなく、しっかりとお礼をして終えることができていました。
そして、今年から新しく学んだ作法は扇子の使い方。お茶会が始まるとき、終わるときの扇子の置く場所を丁寧に教わりました。中には初めて持つ扇子にテンションが上がる子どももいましたが、作法の際にはきっちりと行うことができていました。
今回の茶道教室で学んだ礼儀作法を、普段の生活にも活かせるといいですね。
3年生では、昔の人々のくらしを現在学んでおり、それについてより調べ、より深く学ぼうという事で長野市立博物館へ行きました。
2つのグループに分かれて見学をしました。1つは昔の人々が実際に使っていた民具のガイドです。昔は洗濯板と桶を使って衣類を洗っていたこと、また、今でもどうしても落としたい濃い汚れは洗濯板で落としているんだよとも、教えてくれました。他にもローラー式洗濯機や白黒テレビを見て、今のくらしのものとは全然違うけれども、たくさんの知恵や工夫を見て取ることができました。
もう1つは、炭火アイロンの体験です。指導員の方にやり方やどうやったら炭を入れて使えるのかを、詳しく教えてもらいました。実際にやってみると普段からあまりアイロンを使う場面もないのでとても苦戦していましたが、しわの伸びたきれいなハンカチに「すごい!」といった声をあげていました。
最後は博物館内を自由に見学しました。こまやだるま落としなどの昔の遊びや、着物や鎧を着てみたりして、雰囲気を楽しんでいました。心身でしっかりと感じ、学ぶことができました。